
街は聖誕祭(ノエル)のさざめきなりき予感なく君が言葉を受け とめし日も 今野 寿美
さわがしく街に流れるクリスマスソングに、へきえきしつつ、やっぱりクリスマスが好きだ。人々が喜びを分かち合い、大いなる存在に感謝を捧げるのが、クリスマスという季節の幸せだと思う。
子どものころ、クリスマスの朝プレゼントを置いてくれるのが両親だと知ってはいたが、それは目に見えるものを信じないということにはならなかった。幼い一時期「サンタクロース」を信じる経験をした子どもは、心のどこかに見えないものを信じるスペースを抱くようになる、という松岡享子『サンタクロースの部屋』(こぐま社)は、とても好きな本である。
だから、小さな息子に「サンタさん、何をもってきてくれるかな?」と訊ね、彼が首をぶんぶんと横に振って「いや、ママがいいの。ママがちょうだい」と言ったときには、何とも言えない気分を味わった。あれは、私からの愛情に飢えていたのかな、と今も思い出すと胸がきゅっと詰まるような気がする。
最近はクリスマス本来の意味を知らない若者もいるそうだ。「え、クリスマスってキリスト教と関係あるの? それって宗教じゃん、いやーん」と言っている女子高生がいたとか……。
この歌では、クリスマスを「聖誕祭」と意味が分かるように表記し、ルビに「ノエル」とふっていることで、聖なるイメージ、静かな雰囲気を出している。華やかな街のさざめきに心を奪われていた若い女性が、思いがけなく愛の告白を受けた驚きと喜びがとても清らかに感じられるのは、初句が「クリスマス」でなく「聖誕祭」だからだと思う。「予感なき」「受けとめし」には、まるで大天使からみごもりを告げられたマリアのような、慎ましさと幸福感があふれている。
☆今野寿美歌集『花絆』(1981年4月、大和書房)
神と人間の和解の第一歩であるキリスト誕生は、このような愛の表現にも影響を与えている、っと云うことも知り、ほんのり温かいですね。。。
よいクリスマスを!
morijiriさん、
プレゼントを2つ、というのもいい話!
そして、「新幹線鉛筆」ってなつかし過ぎ。削ると博多まで開通してないことになっちゃって。
教会のクリスマス礼拝は19日に終わりましたが、まだまだ行事は続いています。
世界の人々が心をひとつにクリスマスを祝える日が来ますように。
シュトーレンですよ、もちろん♪
世界中の子どもたちに、しあわせが訪れますように、と願うばかりです。
来週は大みそかですね〜正月はとっても楽しいですよ〜おせちは無いけど沖縄風の料理が松村さんを歓迎すると思います。
貧しく恵まれなくても、幸福はある。という主題なのでしょう。
物質的に恵まれた現代の先進国でも、クリスマスのとき、本当に幸福、という子ばかりとは思えません。「帰る家なし親もなし」という子もいるだろうし、裕福だけど幸福でない家庭もあるかも、でも未来に希望をもって生きていくことをあらためて考える一日となれば
いいですね。
島で迎える初めてのクリスマス、そして大みそか、お正月です! どんな料理と出会えるのか楽しみです。よい新年をお迎えくださいね。
SEMIMARUさん、
子どもたちに暖かい場所とおいしい食べ物と愛情が与えられますように!と願っています。おとなのたち胸にも温かい思いがあふれる日でありますように。
この日記を読んでケーキを買いに行ったので思わず「ノエル」を注文してしまいました。
ミーハーだなと感じつつも美味しかったです。
お返事が遅くなりました。この1週間、けっこう原稿書きに追われていて!
仕事納めをまだしていないという恐ろしい大みそかであります。どうぞ、よいお年を!