
雨上がり南島深く息を吐き樹下の空気のひいやりとせり
南の島に住んでいる、というと、ほとんどバカンスのような日々を過ごしているように思われる。しかし、それは美しい誤解であり、毎日ちゃんと原稿を書いて働いている。
先週、ウェブマガジンの連載の仕事が2本スタートした。
「石垣島に魅せられて」
http://kaze.shinshomap.info/series/ishigaki/01.html
「女もすなる飛行機」
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/woman/001.html
「石垣島…」は、島の知られざる魅力を紹介するという趣向である。この連載の取材のために島を走り回っていると、ここに住んでいるのだという気持ちが強くなってきたのは、思わぬ収穫だった。今までは「お客さん」という感じだったが、少しだけ「バガージマ(わが島)」という感覚を味わっている。
「女もすなる…」は、草創期から現代に至るまでの女性パイロットの話だ。短歌というか文学とはほとんど関係がない。
どちらもノンフィクションの分野に入るかと思うが、新聞記事の延長のようなスタイルで書いて出稿したところ、両方の担当編集者から「もっと自分を出してください」とNGが出され、へこんでしまった。今まで「筆者は黒衣。客観的に」という意識で記事を書いてきた私にとって、かなり難しい課題である。1回目はようやく通ったが、これから手探りで自分の新しいスタイルを見つけなければならない。
今年はこの2本だけで、いっぱいいっぱいの気分なのだが、短いエッセイや書評の仕事はまた別の話。頭の切り替えになるし、「書評のために読まなくちゃいけないんだもの」と言いわけをして本が読めるので、楽しい仕事といえる。南島に暮らす楽しみは多いが、まだまだ「仕事第一」の私なのである。
石垣島の紹介も、ロッテのキャンプなどの様子も含めてご報告いただくのを楽しみにしてます。
「女もすなる、、、」の方は、例のタイタニックの生き残ったヒロイン(ケイト・ウインスレットが演じた役です)も、確かアメリカで初の女性パイロットという設定だったと思います。
私の記憶が正しければ、、、。
どうもありがとうございます。途中で頓挫しないよう、頑張ります。映画「タイタニック」の話、面白いですね。調べてみます。
冷奴さん、
長くてすみません。私も短いものの方が好きなのですが……。読者を退屈させないよう、楽しく読める内容にしないといけませんね。
ところで先日、ロッテが石垣島でパレードをしていましたがご存じですか?
最近ロッテは石垣島出身の選手がいるので、ファンが増えているようですよ。
もちろん把握してますよ!(八重山毎日の1面トップを見逃すはずはないでしょう〜〜)
私は、千葉に住んでいるとき何度かマリンスタジアムへロッテの試合を見に行きましたし、大嶺選手らも把握しております♪
皆さん、ロッテのこと注目なさっているんですねえ。
ウェブマガジンを拝読します。
ありがとうございます。長い長い文章ですので、お時間のあるときに……。