2006年06月22日

『薄荷色の朝に』

『薄荷色の朝に2』.JPG 

*売り切れました

『薄荷色の朝に』(短歌研究社、1998年12月出版)

 一段を踏みはずしたる朝の駅群れを追われるガゼルもあらん
 白木蓮の卵いよいよ膨らみて大地の祭り始まらんとす
 シルル紀の雨もこんなにやさしくてアンモナイトは口開きしか
 恐竜の滅亡を子よとくと見よ楽しい日には終わりがあるの
 口角を上げよ背筋をぴしと張れ働く女は日輪の花
 犀よ犀 その厚き皮膚を給えかし憎しみも雨も円く弾かん
 悲しみの深ければ人は森へ行き誰か呼ばわん鳥となるまで


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posted by まつむらゆりこ at 14:54| Comment(23) | TrackBack(5) | 私の歌集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
「薄荷色の朝に」、入手したいんですが、どうすればいいでしょうか。当方のメールアドレスはksuzuki74 at hotmail.com(迷惑メール除けで、atは@に変えてください)です。
Posted by すずき at 2006年07月04日 23:54
今朝、朝日新聞の「折々のうた」拝見しました。
松村由利子、と書かれているのを拝見しあれっと思っていましたら、
「都心の新聞社につとめる人」とあったので、松村さんと一致しました。
私は、以前都内の病院で看護師の取材を一緒にさせていただいた某協会の広報部の者です。その際は大変お世話になりました。
お仕事は、退職されたのですね。
ぜひ、『薄荷色の朝に』、私も読んでみたいのですが、ご連絡いただけますと幸いです。
Posted by はんだかよこ at 2006年11月08日 10:11
はじめまして。
「折々のうた」拝見しました。
長年短歌を趣味としている両親を見て育ちました。短歌というものは身近であっても、あるいは身近すぎて、私はずっと手を出さない領域であるように思っていました。
今朝、松村さんのうたを読み、私も短歌やってみたいなぁと思いました。
「鳥女」「薄荷色の朝に」どちらも購入したいのですが。ご連絡お願いします。
Posted by くりはら at 2006年11月08日 13:00
同じく、「折々のうた」にて、
ひとめぼれです。
「薄荷色の朝に」「鳥女」双方購入希望です。
拝読のその後の、私の日常が、富に華やぐ予感がします。
ご連絡、お待ちしています。
Posted by なっちゃん at 2006年11月08日 15:04
初めまして。
皆様と同じく、「折々のうた」の2句に大変共感を覚えました。松村由利子さんの歌集を是非入手したいと思っております。
ご連絡下さいますようお願い申し上げます。
Posted by くりぼー at 2006年11月08日 22:31
佐呂間での竜巻の記事を後で読もうと1日置いてい新聞第一面でした.
   
いのち奪いし竜巻の説明図のわきに 或るいのちのとき

「薄荷色の朝に」を購入希望します,ご連絡よろしくお願いします.
Posted by おかむら at 2006年11月09日 10:58
「折々のうた」拝見しました。自分が透明になっていくようなきもちになりました。
「薄荷色の朝に」購入希望します。宜しくお願いします。
Posted by つじ at 2006年11月11日 23:52
折々の歌を読んで、胸に響きました。
ぜひ、歌集を読んで見たいと思います。
「薄荷色の朝」「鳥女」双方の購入を希望します。ご連絡をお願いします。
Posted by moko at 2006年11月21日 19:08
はじめまして。
母が「薄荷色の朝に」の購入を希望しています。
ご連絡をいただければ幸いです。
Posted by 溝口 優子 at 2006年11月27日 21:37
『鳥女』共感しながら読ませていただきました。『鳥女』『薄荷色の朝に』購入したく思います。よろしくご連絡願います。
Posted by 山崎和子 at 2007年01月23日 12:47
山崎さん!
メールをお送りしましたが、戻ってきてしまいました。
アドレスを打ち間違えていらっしゃる可能性があると思います。お確かめのうえ、もう一度書き込んでくださいませんか?よろしくお願いします。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年01月24日 09:32
「薄荷色の朝に」「鳥女」両方購入したいと思います。よろしくお願いいたします。
Posted by 梅子 at 2007年01月24日 23:25
はじめまして。

昨年10月に朝日新聞「折々のうた」で、初めて松村さんのことを知りました。
『薄荷色の朝に』『鳥女』書店などでは見つからず、そちらにまだ余裕がありましたら、1冊ずつ購入したいと思っています。お時間のあるときに、ご連絡をいただければ幸いです。

Posted by Sally at 2007年02月04日 14:53
 
 松村由利子さんの「鳥女」は出版社から取り寄せまして詠ませていただきました、感動しました、引き続き「荷色の朝」も詠ませていただきたいのです、ここに書き込みをすれば連絡をいただけるのですか、宜しくお願いします。
 
Posted by 秋津 霧 at 2007年03月29日 10:23
そらいろ短歌通信読ませていただきました。「薄荷色の朝に」はもうないものと思っていましたが・・。まだお手元にありましたらご面倒でも一冊おゆづり願いたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by 桜井園子 at 2007年04月21日 22:09
 松村さま すごくご無沙汰しています。
「物語のはじまり」、すごくステキで、前の2冊も本屋さんで捜しましたが、みつかりませんでした。まだありましたら、購入したいのですが、どうしたらいいでしょうか。
Posted by 河原理子 at 2007年04月25日 15:31
書評家の向井敏さんが、『薄荷色の朝に』が出版された直後に、「歌人の誕生」と題した書評で、松村さんの歌を高く評価されていたのを、最近になってろこさんのブログ「言葉の泉」で知りました。そして、向井さんの予言通りの松村さんの活躍。
私のブログに、記事を書きましたので、トラックバックさせていただきます。読んでいただければ、幸いです。

第二歌集『鳥女』は、とうとう完売のようですね。
Posted by 拓庵 at 2007年05月04日 01:42
拓庵さん

トラックバック、どうもありがとうございます。
『鳥女』、ついになくなってしまいました。感慨こもごもです。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年05月04日 07:11
はじめまして。
『薄荷色の朝に』『鳥女』、どちらも一冊ずつほしいのですが・・・『鳥女』はもう完売で手に入らないのでしょうか? できればどちらも読んでみたいのですが、無理なときは『薄荷色の朝に』だけでも・・・よろしくお願いします。
Posted by 香月 at 2007年05月05日 20:38
「折々のうた」で知ってからいつも楽しみに読ませていただいております。
「鳥女」完売と聞きまして、駆け込み乗車みたいな形で恐縮なのですが、「薄荷色の空に」購入したいと思います。
ご連絡頂ければ幸いです。
Posted by 異邦人 at 2007年05月12日 22:03
思いがけず『物語のはじまり』に出会いました。生まれて初めて楽しめた歌集でした。

がむしゃらに過ごす毎日で、なんとなく生きづらさのようなものを感じてきましたが、松村さんの視点に共感するところがたくさんありました。

『鳥女』がめでたく完売されたそうなので、ぜひ『薄荷色の朝に』を分けていただければと思います。手続き方法など、教えてください。
Posted by 岡村こず恵 at 2007年10月22日 14:36
はじめまして。突然失礼いたします。
娘が小学生になり、子育ても一段落して自分の時間を持てるようになったのと同時に松村さんの短歌に出会う機会を得ました。
歌集を購入しようと色々調べるうちにここにたどり着いたのですが、よろしかったでしょうか?「薄荷色の朝」「鳥女」どちらも購入したかったのですが、こちらでも「鳥女」は完売だそうで残念です。
増刷の予定などはないのでしょうか?
「薄荷色の朝」是非購入したいので連絡いただきたいと思います。
大慌てでの書き込み失礼がありませんように。よろしくお願いいたします。
Posted by 岩田敦子 at 2008年03月14日 19:22
初めまして。
スリッパの歌の大松さんと職場を同じくする、定年間際のかけだし素人歌人(?)です。
うっかりしているうちに『鳥女』が売り切れになってしまったようです。
『薄荷色の朝』もそのうちにと心配になりました。
『薄荷色の朝』だけでもぜひ購入したいと思いますので、よろしくお願いします。

Posted by 髭彦 at 2008年03月22日 10:56
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