2006年06月22日
*売り切れました『鳥女』(本阿弥書店、2005年11月出版) くりかえし繰り返す朝わたくしの死後も誰かが電車に駆け込む
耐えかねて夜の電車にそっと脱ぐパンプスも吾もきちきちである
鳥よりも魚が好きなりああ鳥は体温たかくびくびくとせり
女たち連帯せよと口惜しく真夜中に観る「テルマとルイーズ」
超大陸パンゲアを恋う地続きの平和が多分あった頃だよ
花びらは破れやすかりひらがなの名をもつ友のみんなやさしく
女らは鳥になりたしぬめぬめとやわきものもう産みたくなくて
posted by まつむらゆりこ at 14:58|
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私の歌集
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松村由利子さんの歌集『薄荷色の朝に』、『鳥女』届く
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女であるがゆ..
Weblog: 言葉の泉
Tracked: 2007-05-11 21:13
代金の振り込み方法を教えてください。
2冊の歌集、喜んでお送りします。
でも、メールアドレスが書いてないので、ご連絡できません。
アドレスを記入して、もう一度コメントくださいますか?
こちらからメールを差し上げて、ご住所をお尋ねします。
歌集「薄荷色の朝に」,「鳥女」を両方購入希望です。
木阿弥書店に聞きましたが、品切れでした。
大岡信の折々の歌を読んで、是非読みたいと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。
うーむ、中堅サラリーマンが『ミセス』を買うって、かなり勇気が要ったことでしょう。
いや、奥さん思いのいい人だ!と思われたかな。
ともあれ、本当にありがとうございます。
井戸の歌は、自分でも愛着が深いものです。拓庵さんの鑑賞眼、鋭いと思いますよ!
歌集「薄荷色の朝に」と「鳥女」の両方ありましたら、お願いしたいのですが。
よろしくお願いいたします。
3日前に,『物語のはじまり』を見つけて読ませていただきました。
うーん。すごいなあ。
知識,経験,情熱,優しさ等々が凝縮されていました。
『鳥女』『薄荷色の朝に』を購入希望します。
購入方法を教えてください。
先月の東京新聞の記事を拝見してから、松村さんの歌の一つ一つが大変心に残っております。
あまりの感動に、切り抜いて、ことあるごとに読みかえしています。
ぜひ、『鳥女』・『薄荷色の朝に』2冊を購入させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
お譲りいただけないでしょうか?
ファックス番号をお知らせください。
当店の電話番号は
п@ 052−321ー1261
ファックス052−332−2951
宜しくお願いいたします。
『鳥女』・『薄荷色の朝に』を一冊づつ購入したいと思いますので宜しくお願いいたします。
※今朝本阿弥書店さんからお電話を戴いて、松村さんのご住所を教えていただきましたが、こちらのブログからも注文できることをしり、こちらから注文させていただきます。
『鳥女』と『薄荷色の朝に』を1冊ずつ分けていただきたいので、どうぞよろしくおねがいします。
『物語のはじまり』、ゆっくり味わいながら拝読しました。私にとって大切な一冊になりました。
本日(3月20日)時点では、「鳥女」について語られています。このページを訪ねられた松村ファンの皆さん、掲示板もぜひお訪ねになって下さい。
歌集「薄荷色の朝に」「鳥女」両方購入希望です。
よろしくお願いいたします。
こちらから、まつむらさんの歌集の購入のお願いが
できるのですねww
『鳥女』と『薄荷色の朝に』を1冊ずつ
購入したいのですが、お願いできますか。
まつむらさんと会話させていただく
ご縁をいただいた「折々のうた」は、
本日で連載終了とのこと。
寂しくなります。
では、よろしくお願いいたします。
大きなる鍋の一つか会社とは煮崩れぬように背筋を伸ばす
が、昨日(2007年4月1日)の読売新聞朝刊の1面のコラム編集手帳で取り上げられていますね。
私のブログでも、また記事を書きましたので、そちらもトラックバックしておきます。
私の妻が『鳥女』と『薄荷色の朝に』を読みたくてあちらこちらの書店やWEBにて注文を試みたのですがいずれも手に入れることができませんでした。何卒、1冊ずつ分けて頂きたく存知ます。よろしくお願い致します。
『鳥女』まだお手元にありましたらお手数ですが一冊お送り下さい。
家人が朝日の紙上で作品にふれて他の作品も拝読したくなったとのことです。よろしくお願いします。
『物語のはじまり』で引用されていた「唯抱かれき」で終わる作品について書きます。
二十数年前の教え子のことを詠んでいる。 一読して思いました。中学の三者面談で「看護婦さんになりたい」と言った彼女のお母さんに十数年後前任校で再会することになります。
初志を貫いて看護師になり、そして実ることのなかったいくつか恋を経て結婚することになったことを語ってくれました。
「唯抱かれ」ていたのは教え子の彼女だったと思いました。
現在は肢体不自由の養護学校に勤務しています。学級通信の昨年度の最終号に掲出させていただきました。
『姿勢のふしぎ』というブログを持っています。一度訪問してくだされば幸甚に存じます。
歌集『鳥女』『薄荷色の朝に』をすりきれるほど愛読している日々です。
恐れ多くも、拙ブログで
・大きなる鍋の一つか会社とは煮崩れぬように背筋を伸ばす
についての雑文を書きましたが、この歌は多くの人が共感を得たことでしょう。
さらなるご活躍をお祈りいたしております。
いつもブログ楽しみにしています!
こんなにも丁寧に読んでいただいていることに、ただただ感激するばかりです。
歌を通して、ろこさんとさまざまな思いを分かち合えるって、本当に嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
はじめまして、笙子と申します。
先日、阿弥陀書店に『鳥女(とりおんな)』を注文いたしましたが、在庫切れとのことでした。
在庫がございましたら1冊お送りください、入金方法などもご連絡いただければ幸いです。
阿弥陀書店から松村様の連絡先をお知らせいただきましたが、ブログ直接書き込みさせていただきました。
はじめまして。松村さまとは一才違いで、拙い短歌を詠んでおります。今、短歌が物語を持つという発想に惹かれ「物語のはじまり」を読んでいるところです。
「鳥女」をぜひとも読みたいのですが入手できますでしょうか。できるならご連絡いただければ誠に幸いです。