2007年01月07日

『物語のはじまり』

 初めてのエッセイ集が出版されました。
 「働く」「食べる」「恋する」「産む」など10のテーマごとに、私の大好きな短歌を紹介しています。
 格調高い「名歌鑑賞エッセイ」でなく、作者である私の子どものころの思い出や新聞記者時代の経験を交えた(このブログに載せているような)へんてこなエッセイです。でも、私が折々に愛唱してきた歌の数々を、もっと多くの人に伝えたいという気持ちで書きました。
 どの歌も優れた作品ですから、敢えて私が下手な説明を加えなくてもいいことは重々承知しています。「こんなことを読んで面白がってくださる方がいるかしら」と心配でもあります。
 今の私の心境は、芦原すなおさんの『青春デンデケデケデケ』のラストシーンで、主人公、ちっくんが東京に向かう列車の中で心につぶやく台詞そのものです。
 「いとしい歌の数々よ、どうぞぼくを守りたまえ!」



posted by まつむらゆりこ at 22:49| Comment(26) | TrackBack(11) | エッセイ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「あけまして」と「エッセー集のご出版」、、両方おめでとうございます。
エッセー集のことは5日の金曜日に恵さんと会ったのでその時にお聞きしました。
面白そうですね。。。
今年は松村さんにとって一層の飛躍の年になりそうですね。ますますのご活躍をお祈りしています。今年もよろしく!
Posted by じゅげむ at 2007年01月08日 15:35
どうもありがとうございます!
面白く読んでいただければ、何よりの喜びです。
そして、それは私の手柄ではなく、一つひとつの歌の力なのだと思います。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年01月08日 18:01
イヤー、知りませんでした。おめでとうございます。中公というのがちと面白い。短歌エッセーというやつですか。ねらい目バッチシだね。
Posted by 冷奴 at 2007年01月09日 11:45
エッセー集ご出版に加えまして「第七回現代短歌新人賞」のご受賞おめでとうございます。ますますのご活躍を!
Posted by 一木 千尋 at 2007年01月10日 10:22
一木さん、どうもありがとうございます。
たまたま時期が重なって、自分でも何だか申しわけないようなヘンな気分です。
よい歌を作らなければ!
Posted by まつむらゆりこ at 2007年01月10日 14:17
初めて、コメントさせていただきます。松村さんと、同じ1960年生まれです。

『物語のはじまり』読んでいます。僭越ながら、自分が書いているブログでも、紹介させていただいてので、あわせてトラックバックさせていただきます。

ブログの中にも、書きましたが、多分高校の同級生ではないかと思います。来月、東京地区の同窓会の予定があるので、ぜひ、参加していただければと思います。
Posted by 拓庵 at 2007年01月19日 18:46
とてもお久しぶりです。おぼえていらっしゃいますか?
朝日新聞の記事を読みました。
新人賞おめでとうございます。いま、「物語のはじまり」を注文しているところです。読んだら、また、感想をおたよりします。会留府は30歳になりました。いまは、ひとりであの小さい店をしています。
Posted by 会留府 at 2007年01月21日 21:21
はじめまして。
今回縁あってこの本のことを知り、先ほど読み終えました。
これまであまり短歌の世界には馴染みがなかったですが、松村さんのわかりやすい解説で、31文字にこめられた思いを感じることができました。もし解説がなかったら、半分も理解できなかったのではと思います。
また、この本では、松村さんの数多くの実体験に基づく教養の深さに感心しました。古典から時事問題、科学の分野、世界に広がる話題まで、スマートな文章で心地よく読むことができました。
でも、一番興味深かったのは、時々出てくる男性感に関する部分ですね。かなり芯が強く、情熱的な方だとお見受けしました。
続編を期待しています。
Posted by けんたろう at 2007年02月04日 16:17
けんたろうさん、はじめまして。
そんなに褒めていただいて、とても嬉しいです。
えーと、私自身についてですが、芯は強くなくて、惚れっぽいかもしれません……
よろしかったら、これからもブログを覗いてくださいね!
Posted by まつむらゆりこ at 2007年02月06日 23:15
松村さん、はじめまして。
昨日、母がこの本をジュンク堂で見つけて買ってきて一晩で読んだ後、感激して私にまわしてくれました。(「なんとういう豊かな想像力と知性あふれた表現力の人!」と最後のページに書きこみしてあります…)
短歌教室で何度も苦い思いをして、短歌作りをあきらめていた母ですが、この本のおかげで、ひとりでもう一度始めよう、と思ったようです。
私もさきほど読み始めて、最初の書き出しで胸を突かれました。
すぐに松村さんご自身の歌を読みたくなり、ブログにおじゃました次第です。
フラメンコがお好きとは!仕事が忙しく、数年前に辞めてしまったのですが、あのころの興奮が甦りました。
「稽古した人が一番うまくなる会社にはなき秩序を愛す」が今見た中では大好きです。
とりあえず『鳥女』『薄荷色の朝に』の2冊を購入したいので、よろしくお願いします。
長くなってごめんなさい。
Posted by メジロ at 2007年02月09日 22:55
メジロさん、
歌集については、メールアドレスの方へお返事しておきました。
「稽古した人が一番うまくなる……」の歌は、会社勤めのフラメンコ友達もじーんとしたと言ってくれました。
しかし、稽古してもうまくならない時期があるかも、と思うこの頃なのでした。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年02月10日 12:26
すっかりのご無沙汰お許しください!
遅ればせながらエッセイ集の出版おめでとうございます。

私は松村さんの短歌が大好きです。
それに散文がプラスされたとなればさぞや
面白い本になるのではないかと思います。
早速注文します! 感想は追ってアップしますね!!
Posted by 福沢恵子 at 2007年02月21日 12:09
松村さん、お久しぶりです。
『物語のはじまり』ありがとうございました。本日ブログにて少し紹介させていただきました(トラックバックさせていただきました)。
益々のご活躍をお祈りしています。
Posted by はるはたあかね at 2007年02月27日 20:13
松村さん、こんにちは。
週刊新潮3月8日号ごらんになったでしょうか?
『物語のはじまり』がお勧め図書として掲載されていました。
「かたくるしい批評ではなく、しなやかな随筆のかたちをとって数多い佳品が紹介されていく。…現代のうたびとたちは、こんなふうに生き、思い、表現しているのだ、と心強い気分になれる。」とありました。
読んでうれしくなったので、ご報告まで。
Posted by メジロ at 2007年03月02日 18:02
メジロさん、うわあ、ありがとうございます!
ちっとも知りませんでした。明日さっそく見てみますね。
嬉しいお便り、本当に感謝します。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年03月02日 22:50
はじめまして。お邪魔します。
「物語のはじまり」を読んで松村さんを知りました。
歌を読むのは大好きですが、読みこなせないものも多いです。自分にはわからない魅力がきっとあるだろう歌たちの前で焦れていることがよくあったので、「物語のはじまり」を嬉しく楽しく拝読しました。
Posted by わくわくふわく at 2007年03月06日 06:25
わくわくふわくさん、
本を読んでくださって嬉しいです。
「わからない」ってことはなく、その人その人の読み取り方、楽しみ方でいいと思いますよ!
Posted by まつむらゆりこ at 2007年03月06日 09:22
松村由利子さん はじめまして。
『物語のはじまり』楽しく読ませていただきました。春畑茜さんともお友達で、彼女のブログでもこの本のことを知りました。エッセイとして楽しく読めるし、これをきっかけに短歌をやってみようという人が増えるかもしれません。わたしは某スポーツクラブで水泳をやりはじめてもうじき二年です。短歌は五年くらいです。よろしくおねがいします。
Posted by 近藤かすみ at 2007年03月06日 21:55
近藤かすみさん、はじめまして♪
そちらのブログ、とってもかわいい画面ですね。拙著を取り上げてくださって、本当にありがとうございます。私はこのところ水泳とはご無沙汰で、先月久しぶりに泳いだら相当たいへんなことになってました!!

Posted by まつむらゆりこ at 2007年03月06日 23:22
『物語のはじまり』を取り上げたブログの記事を集めたリンク集を作りましたので、トラックバックします。いろいろな方が、いろいろな思いで、この本を読まれているんですね。
Posted by 拓庵 at 2007年03月09日 21:24
NHK教育TVの短歌コーナーのテキスト「NHK短歌」の2007年4月号の短歌時評のコーナーでも、山田富士郎さんが『物語のはじまり』について、1ページ半にわたって書評を書かれいます。
在庫切れだったアマゾンでも、在庫が補充されたようですし、そろそろ増刷になるのでは?と思っています。
Posted by 拓庵 at 2007年04月17日 21:03
拓庵さん、
いつもいつも恐れ入ります。
うーん、増刷にはまだまだ至らないようですよ。

きょんふぁさん、
まあ! 読んでくださったんですね。
本当にありがとうございます(しみじみ)。
頑張って書き続けるつもりです。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年04月18日 12:01
はじめまして。図書館の新着図書コーナーで興味をひかれ、借りて読みました。構成が身近な生活に即していて、しかも松村さんの表現がとても優しくて自然なためか、親近感をもって読むことができました。

短歌エッセイで「ふんふん、なるほど」と相槌を打ちながら読めた唯一の本です。そして、松村さんの言葉の諸所に人に対する慈愛を感じます。

最も印象的なご指摘は「優れた歌の数々を読むと、ありふれた場所に何とさまざまな驚きや喜びが隠されているのだろうかと・・・」です。

私自身の歌ブログでは「本質的な」表現のできていない歌ばかりで、いい歌つくりの勉強に大きな刺激となった本でした。ありがとうございました。
Posted by domani11 at 2007年12月22日 01:04
domani11さん、
図書館で借りてくださった由、とても嬉しく読みました。「うたノオト」も拝見しましたよ! 日々の思いをこんなふうに丁寧に綴るっていいですね。
Posted by まつむらゆりこ at 2007年12月22日 11:51
私のブログを閲覧していただいてありがとうございました。いつまでも「浅い」歌しかつくれないのが悩みの種です。今回のことを機に、松村さんのブログを時々のぞいて刺激を受けたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by domani11 at 2007年12月22日 22:51
[クリスマス」の記事にも書きましたが、こちらにも紹介させていただきます。
12/23の読売新聞にある年末恒例「今年の良書はこれ!」のコーナーで、白幡洋三郎氏(国際日本文化研究センター教授)が、松村由利子さんの『物語のはじまり』を取り上げておられました。

記事の引用です。

<短歌にこれほど自分の思いをすくい上げてくれる力があるのか。へいぜい「歌」に無縁な私に言葉の威力を教えてくれた著者の選歌眼、解釈の語りのおおらかな力強さに感謝・脱帽>

コメント欄に寄せられている多くの声からもこのエッセイ集の魅力を物語っていますね。

Posted by [松村由利子さんファン掲示板」(ろこ) at 2007年12月25日 17:11
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