習いたての異国のことばの明るさに三・三・二・二・二という拍子
フラメンコを習い始めて三年半たった。習い始めの頃のうきうきする気持ちが少々薄れてきた。自分で作ったこの歌を読み、「あ〜、この頃は楽しかったよねえ。今は、複雑な人称変化や語尾の活用に泣かされてるよ」と思ってしまった。
初級クラスでアレグリアスという12拍子の曲を習っているのだが、難しくてついて行くのがやっと。いや、ついて行っていないと思う。落ちこぼれの子どもの悲しみがすごく分かる。
私は運動が苦手な子どもだったけれど、落ちこぼれる感覚は味わわなかった。体育の時間は、100メートル走ってタイムを計ったらおしまい、バレーボールをして自分のレシーブミスで試合が終わったらそれでおしまい、というすっきりした内容だった。その時はみじめな気分になっても、次の時間まで引きずることはほとんどない。
しかし、今フラメンコのレッスンで、私は初めて「あっ、今のところもう少しゆっくり教えてもらったら分かるのに」「あれ、みんな、どうやっているんだろ。何か自分だけ違うことしてるみたい。でも先生は何も言わないし、これでいいのかな……(後で、全然わかってない、と叱られる)」という繰り返し。前回やったことが、その次のレッスンでようやく「あ、こういうことか」とおぼろげに分かり始めるが、その時点ではもう皆どんどん次に教わったことをこなしているのである。
足だけなら割とすぐ覚えられるのだが、手がつくともういけない。さらにスカートをさばくことが加わると、もう何が何だか……という状態になってしまう。ゆっくり丁寧に教わることができれば、自信と喜びをもって学校に通う子どもがもっと増えるのにな、なんて思う。
「ゆっくり丁寧に教わる」・・・
とても大事なことですね。
そして、自ら学びたいと思えることに出会うこと、
それも大切ですね。
100mやバレーボールではない、
松村さんにとっての「フラメンコ」。
それぞれの人ののフラメンコを見つけて、
ゆっくりと学べたら、誰もが楽しくなれますね。
ブログにたどりつきました。日経新聞の読書紹介の記事(顔写真つき)を読みました。小中の同級生では?フルートが上手で、遠くまでレッスンに行ってましたよね。
ありがとうございます。がんばります(涙)。
かすみさん、やっぱり「やめるのがくやしい」というのは、ある種、原動力ですよね。
「あおあかい」さんは、どなたでしょう?
小、中の同級生って???
メールアドレスを教えてくださったら、もっと詳しいやりとりをしたいです!
ブログにたどりついてくださって、本当にありがとうございます。ぜひ、またアクセスしてくださいね。
やはり、同級生でした。
出版社宛に手紙をだしますので、くわしくはその中に。